初めてプレゼンテーションを準備するにあたり、プレゼンテーションの成功率を上げるポイントが分からず困ってしまった、という人もおられるでしょう。
この記事では、プレゼンテーションの成功率を上げるポイントについて、いくつかご紹介します。
ポイントを押さえて、プレゼンテーションを良いものに改善していきましょう。
目次
Q 今度初めてプレゼンテーションをするのですが、これだけは押さえておくべき基本があるなら教えてください。
A プレゼンテーションで押さえるべきポイントはいくつかあります。
このポイントを知っているかどうかで、プレゼンテーションの成功率はかなり変わると言っていいでしょう。
ここでは、プレゼンテーションの基本とも言えるポイントをいくつかご紹介します。プレゼンテーションの準備をするとき、当日プレゼンテーションを行うときは、以下のことを思い出しながらやるといいでしょう。
〇状況分析から始める
プレゼンテーションを始めるときは、状況分析から始めてください。初めてプレゼンテーションをしようと思ったときは、とにかくその企画の良さを伝えればそれでいいと思ってしまいがちです。企画がどういうものかきちんと伝えることができれば、相手は理解してくれるはず…と思い込んでいるわけですね。
確かに丁寧に企画を説明してプレゼンテーションすることは大切です。しかし、それだけでは足りないのです。
例えば絵画に全く興味がない人に、この絵は歴史的傑作で素晴らしいものだと言って売ろうとしても、興味を持ってもらえないでしょう。その絵がどれだけすごいことを説明しても、空回りするはずです。もしも絵に興味がある人ならそれだけでオーケーですが、そうでない場合はもう一工夫して話す必要があります。
ここで絵そのものの素晴らしさとは別に、その絵を持つとどういう得があるのか相手に説明します。すると、相手が話を聞くようになり、絵を買ってもらえる可能性が出てきます。
会社でのプレゼンテーションでも同じです。ただその企画が素晴らしいものだと言うだけでは、不十分なことが多いのです。
プレゼンテーションをするときは、まずは状況分析してください。
- 誰にプレゼンテーションをするのか
- 相手は何を求めているのか
- プレゼンテーションをしてどういう結果になるのが理想的なのか
- いつどこで誰と何分のプレゼンテーションをするのか
といったことを考えます。状況をきちんと把握した上で、相手に納得してもらうためには、どういうことをどういう手段で提示すれば良さそうか考えましょう。
〇プレゼンテーションの流れを作る
プレゼンテーションの方向性が定まったら、具体的にプレゼンテーションの流れを作りましょう。ただ伝えたいことを順番に入れるだけではなく、ポイントをしっかりと押さえることが大事です。
以下ではプレゼンテーションに入れ込みたいポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。
・企画の概要
まずは企画の概要を説明する必要があります。ここで気を付けるのは、自分は内容を全て把握しているが、相手は全く知らないということです。自分がわかっているので、説明が早口になったり、雑なものになったりする恐れがあります。
極端なことを言えば、学生がその話を聞いても理解できるものなのかという視点で説明の仕方を考えるといいでしょう。もちろん、業界の誰もが知っている専門用語を無理に平易に言い換える必要はありません。しかし、それ以外のことについては、学生でも理解できるような説明を心がけると、わかりやすいプレゼンテーションをすることができるでしょう。
・得と根拠
概要を説明したら、それがどれだけ得になるのかということを説明します。会社や顧客にとって利益になることを説明するわけですね。根拠も同時に提示することがポイントで、どういうデータや考えがあって、そのような利益が生まれるのかきちんと説明します。
前例や元となる企画があるなら、それとどういう違いが生まれるのかわかりやすく説明しましょう。
・反論や質問を想定して対応
プレゼンテーションをすると、反論や質問があることが予想されます。ある程度想定できるものがあれば、プレゼンテーションの中に入れ込んでおくという手もあります。相手が心配しそうなことをこちらから言って、解決策を先回りして提示するというわけですね。あまりにも多く入れるとくどくなるので注意が必要ですが、絶対言われるだろうと思うことがあれば、説明の中に入れておきましょう。
〇プレゼンテーションでは視覚に訴えることを心がける
プレゼンテーションでは、ついつい言葉で説明して済ませようとしてしまいますが、それはあまり良くありません。人は、言葉そのものよりも、見たものに大きく影響されるからです。
そこで、プレゼンテーションでは視覚に訴えることを心がけてください。見やすい図やグラフ、見出しなどを駆使することを意識することが大切です。これも、学生が見てくれそうなビジュアルを心がけることがポイントです。見ていて思わず惹きつけられるような資料を作成するようにしましょう。
〇まとめ
プレゼンテーションは、今回ご紹介したような内容を意識するだけで質がかなり向上します。もしも意識できていないことがあったなら、すぐに意識してプレゼンテーションをより良いものに改善しましょう。
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