キャリアについて考える時、「まずは自己分析」と思われる方は多いでしょう。しかし、そうは言っても自分のことをどう分析すれば良いのかは、すぐにはわかりませんよね。
この記事では、自己分析をするためのポイントを6つご紹介しています。
ポイントをおさえ、自分のこれからのキャリアについて、考え行動できるようになりましょう。
目次
Q キャリアを考えるにあたって、自己分析をしようと思うのですが、どういう観点で自分のことを見ればいいのかわかりません。自己分析をするときのポイントを教えてください。
A 自己分析をするときは、自分をいくつかのポイントに分けて、分析するといいでしょう。
ここでは、自己分析をするための6つのポイントをご紹介します。以下のポイントに基づきながら、紙やパソコンなどで、自分の特徴を書き出すといいでしょう。
ぼんやりと眺めることで、自分にはどのような傾向があり、どういう仕事に向いていて、これからどうすればいいのかわかるようになります。
〇スキル
まず、自分のスキルを分析することが大事です。企業は、あなたが何ができるのかということに一番興味があります。業務経験から得たスキル、資格、語学力など、自分にできることを思いつくだけ書き出しましょう。
現在の仕事と直接関係がないスキルを書いても構いません。転職する際の職種決めの参考になるからです。自分ができることを書き出すことで、自分のアピールポイントも見えるようになります。
〇好きなことと嫌いなこと
仕事に関係することはもちろんのこと、仕事以外のことも含めて、自分が好きなことと嫌いなことを挙げましょう。一人でのんびりすることが好きというような、プライベートのことを含めても構いません。思いつく限りたくさん書き出してみて、自分はどういう人なのか考えてみてください。
意外とこういうことは好きかもしれない、やっぱりこれは嫌いだなどと考えることで、自己理解を深めることができます。嫌いだと思っていたことでも、よく考えてみると、嫌いではないかもしれないというように、新たな気づきをすることもあります。
〇長所と短所
業務に関わること、性格など、自分の長所と短所についてそれぞれ書き出してください。そうすることで自分がどういう人物なのかわかります。しかしながら、短所がたくさん思いついて自信がなくなるという方もいることでしょう。そんな方は、短所を長所に言い換えることをおすすめします。
例えば、仕事をするのが遅いという言葉は、丁寧な仕事をすると言い換えることができます。飽きっぽいは興味の幅が広いと言い換えることができます。
自分の短所を言い換えることで自信がつくだけではなく、短所だと思っていたことが短所ではなかったということに気づくこともできます。短所を短所だと決めつけて自分の可能性を狭めていることもありますので、短所を長所に言い換えることはできるだけやってみましょう。
〇仕事に対する価値観
仕事に対する価値観や姿勢も自己分析では重要です。最低限やればいいと思っているのか、課題を持ち続けて行動することが楽しいのか、お金が大事なのか、業務時間が大事なのかなど、仕事に関連する考えや価値観を思いつくだけ書き出しましょう。
そうすることで、今の自分に足りないところや、どういう仕事が向いているのかということがわかるようになります。
また、転職する際に、どういう情報を元にして会社を選ぶのかという基準にもなるため、直接的に役立つ項目であると言えます。自分の中で譲れないものがあるか、よく考えてみるといいでしょう。
〇仕事をするときの行動特徴は何か
自分が仕事をするときにどのような行動特徴をするのか書き出してください。一人で黙々とやろうとするのか、周りの人を巻き込んで動くタイプか、面倒な仕事を先にするのか、それとも後回しにするのか、納期を守ろうとするか、クオリティを意識しすぎて破ってしまうのか、遅刻はないか、上司といい関係を築けるのかなどを考えて書きます。
自分が仕事をしているときを思い浮かべながら書くといいでしょう。仕事をするときの行動特徴は、上司の評価に直結します。自分がイマイチ評価されていないと思う場合、行動特徴に問題があることが多いです。キャリアを順調に重ねていくためにも、仕事をするときの自分の行動特徴を把握しましょう。
〇これからの人生でやりたいことは何か
最後に、これからの人生でやりたいことについて書き出してください。仕事に関係することはもちろんのこと、結婚したい、趣味で結果を残したい、老後は畑を耕して暮らしたいなど、仕事以外のことも含めて考えます。今ないスキルを身に着けることや資格取得について考えてもいいでしょう。
できれば、何歳までにこういうことをしたいということを考えた方が、自分の将来がイメージしやすいです。
これらを考えることで、自分がこれからどのようにキャリアを積んでいけばいいのか見えるようになります。
やりたいことをやるためには、どんな仕事でどれくらい稼げばいいのかということがわかるからです。そうすることで短期的、長期的な目標が定まり、これからの行動の指針を定めることができるのです。
漠然と将来を考えている状態から、明確に現実的な将来を見据えて行動することができるようになります。
〇まとめ
いかがでしたでしょうか。
好きなことと嫌いなこと、長所と短所などの自分自身に関すること、仕事についての価値観や行動特徴など、そして、これからの人生に関すること。
これらの観点をおさえながら自己分析をしていき、自分のキャリアについて考え、行動していけるようになりましょう。
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