雑談で自分のことを話すのが苦手。うまく自分のことを話すコツとは?

雑談をすることが円滑なコミュニケーションにつながる、と知っていても、実際に雑談で自分のことを話すとなると、難しさを覚えることもあると思います。面接と違って自分をアピールするという目的がなく、形式が決まったものでもない雑談に、苦手意識を持つこともあるかもしれません。
この記事では、雑談で自分のことを話すコツについてご紹介します。
これらのコツをおさえて、周りと上手くコミュニケーションをとっていきましょう。

Q自分のことを雑談で話すことが苦手です。うまく自分のことを話すコツはありますか?

A自分のことを話すためには、自分のことを知ることから始まります。

面接の自己アピールなら形式的にできるけれども、形のない雑談だとうまく自分の話ができないという方がいます。そのような方は、まずは自分のことをよく知ることから始めることをおすすめします。今回は、雑談で自分のことを話すコツをご紹介します。

○自己開示は信頼につながる

よく、自分の話ばかりする人は嫌われると言いますよね。確かに、自分の話ばかりする人は嫌われます。特に自慢ですね。皆さんも、会社の上司に自慢ばかりされて、苦い顔をしてしまった…という経験があることでしょう。

では、自分の話をすることが悪いことなのかというと、そんなことはありません。自分の話をすることは、自己開示と言われます。この自己開示は、相手との親密さを表す一つのパラメータであり、信頼の証であると言うこともできます。

つまり、お互いに自分のことを話し自己開示することで、親近感が沸き、信頼へとつながるのです。いつまで経っても同僚となじむことができないという人は、この自己開示を全くしていないということがよくあります。

ビジネスにおいて適度に自分の話をすることは悪いことではなく、プラスにつながるのだという認識を持つことから始めましょう。

○自分を知るために自己分析をする

自分のことを話すためには、自分のことを知らなければなりません。自分がどういう人間なのかわかっていないと、雑談のネタにもできません。

ここでは、自分を知るためのチェックポイントをまとめましたので参考にしてください。

 

・自分はどういう人間か一言で言う

まず、自分はどういう人間か一言で言いましょう。考えたら、その言葉から連想できることやエピソードを書き出してみてください。そうすることで、雑談のネタが見えてきます。

また、自分はこういうタイプなのだと他人に説明できるようにもなるので、おすすめですよ。

 

・得意なことと苦手なこと(好きなことと嫌いなこと)

自分が得意なこと、苦手なことを書き出します。好きなことと嫌いなことでも構いません。その上でどういうことに興味があるのか考えてみましょう。

書き出したら、それについて思いついたことや、エピソードなどを書きます。こうすることで、より自分を知ってもらえる雑談のネタができていきます。

 

・人にどう見られているか考えてみる

自分が人にどのように見られているか考えることも、自己理解につながりますまた、それを考えることによって、自分と他人の見方のギャップに関するエピソードを思い出すでしょうから、雑談のネタに生かすこともできます。

「よく『格闘技をやっているように見える』と言われるのですが、実は美術部だったんです」というようにギャップを生かした話をするということもできるようになります。

以上の観点から自己分析をし、雑談のネタにつなげるといいでしょう。

○ネガティブな話し方をしない

自分の話をするときは、ネガティブな話をすることは避けてください。「自分は駄目人間で…」などと言われても、反応に困りますよね。失敗談をおもしろおかしく話すくらいならいいですが、自虐的な話し方は相手に悪い印象を与えます。

見栄を張る必要はありませんが、自分のことを話すときは、ネガティブな話し方をしないように注意しましょう。

○1話したら2、3聴くくらいの気持ちで

相手と円滑にコミュニケーションをするコツは、相手の話をよく聴くことです。雑談で自分のことについて話したときは、相手のことについても聴くようにするといいでしょう。

自分が1話したと思ったら、2か3くらい聴くくらいの気持ちがちょうどいいですね。聴くことを少し多めにすることで、相手に自分の話ばかりする人だと思われることを避けることができます。お互いが気持ち良く自己開示をするには、聴く姿勢を持つことが大事です。

○共通点を見つける

共通点があると嬉しくなりますよね。自分の話をするときは、相手との共通点を見つけるようにするとうまくいきやすいです。好きな食べ物の話でもいいですし、趣味の話や休日の過ごし方でもいいでしょう。何かしらの共通の話題があると、自分の話がしやすく、盛り上がりやすいです。信頼関係の構築にもつながります。

○マウントをとらない

自分の話をするときの注意点として、マウントをとらないということがあげられます。特に相手が何か語っているときに話の主導権を奪うことはやめましょう。

相手が○○ができるという話をしているときに、自分はもっとできると話すと、相手はおもしろく感じないですよね。自分の話をするときは、相手の話を奪わないようにすること、マウントをとって満足しないようにすること、この2点に気をつけるようにしましょう。

せっかく自分の話をすることができても、円滑なコミュニケーションにつながらないのなら、意味がありません。ついついやってしまうミスなので注意しましょう。

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