これからのキャリアのために今できるだけ努力をしていきたいと考えていても、激務でそれどころではない、上司と折り合いが悪く仕事がし辛いということは、よくあります。
この記事では、環境を変えることを検討する前に、整理して考えておきたいポイントについてご紹介しています。
記事で触れたポイントについて考え、良い解決策を取れるようにしていきましょう。
目次
Q キャリアアップのために努力したいと思っているのですが、今の環境が悪くイマイチ仕事に身が入りません。何か解決策はないでしょうか。
A あります。
方法としては環境を変えてみることをおすすめします。
しかしながら、何も考えずに転職を続けても、職場に馴染めず転々とすることになり、自分のキャリアアップにはつながりません。転職活動自体がうまくいかない可能性もありますし、仕事がうまくいかないことを全て環境のせいにしてしまう恐れもあるので、注意する必要があります。
そこで、環境を変える前に、どういったことを考えたら良いのかということについてご説明します。以下の内容を考えてみて、その上で環境を変えた方が良いのか、それとも今の環境で仕事を続けるのか決めてみてください。
〇どうして悪い環境だと思うのか
まず、自分が今の環境をどうして悪いと感じるのか考えてみましょう。給料が少ない、上司や同僚とうまくいかない、仕事量が多い、仕事が難しすぎる、職場が遠いなど、その原因は様々です。これをはっきりさせておかないと、どういう職場に転職すれば良いかも見えてきませんし、自分がこれから何に気を付ければ良いのかもわからず、同じ失敗を繰り返すことになります。
一度時間をとって、どうして自分が今の環境を悪いと思うのか、しっかりと分析してください。転職するにしても、今の職場のまま働くにしても、自分がどういったことを不満に思っているのか自己分析することは、自分の価値観を知ることにもつながりますので、とても重要です。 どういったキャリアプランを立てるのかということにも影響してきますので、必ず、どうして今の環境を悪い環境だと思うのか、考えるようにしてください。
〇何が改善されると満足するのか
今の環境について分析したら、その原因の中から、何が改善されると自分は満足できそうか考えてみましょう。不満が全て改善されることが理想的ではありますが、現実はなかなか難しいものです。
例えば仕事が難しいことと給料に不満がある場合、給料は今のままで良いからもっと自分でもできるようなレベルの仕事を任せて欲しいと思う人もいれば、仕事は努力するから給料を上げて欲しいと思う人もいるでしょう。
自分が何を重視するのかということを知ることによって、どのような転職先を目指せば良いのかわかるようになります。そのことが環境を悪いと感じる原因であったとしても、転職する際に重視すべき項目なのだろうか？ということを考えることで、効率良く転職することができるわけです。
また、冷静に考えると、そのことは環境を変えるほどでもなく、今の環境で改善が可能という場合があります。今の環境は駄目だと漠然と考えていたときは見えなかったことが、冷静に分析することで見えるようになるということもあるので、自分の気持ちと向き合ってしっかりと考えるようにしましょう。
〇今の環境で最善を尽くしたか
あなたは、今の環境で自分なりに努力をしたでしょうか。うまくいかないことを環境のせいにはしていないでしょうか。
前述の通り、環境が変わると自分が生かされるようになるということはよくあります。しかし、自分の考えが甘く、仕事に真摯に取り組むことができていない場合、転職してもうまくいかないことの方が多いです。
環境を変える前に、自分が今の環境で最善を尽くしたのかよく考えてみましょう。言い訳ばかりして仕事から逃げていないか、周りの人のせいにして自分が成長することを放棄していないか考えてみてください。
自分はあまり努力していなかったかもしれないと思う方は、ではどうしたらもっとうまくいくだろうかということについて考えてみましょう。そして、実際に行動してみましょう。環境を変える前に、自分の意識を変えてみるということは有効です。
もちろん、自分は今の環境で可能な限り努力をしてきた、それでも今の環境は合わないと感じるという場合は、これ以上無理をせず環境を変えるような方向性で動いてください。自分は全然努力をしていない、自分は駄目だと自分を責めて精神的に追い詰めるようなことにならないように気を付けつつ自己分析してください。
〇まとめ
いかがでしたでしょうか。
今の環境の悪いところ、改善を望んでいるところ、自分自身の反省点について考えることで、環境を変えた方が良いのか、今の環境で続けた方が良いのかが見えてきます。
冷静に考えて、良い解決策を取れるようにしていきましょう。
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