人と話すとき、どんな話題を選べばいいか分からない。話題選びの基準とは?

人と話すのが苦手で、うまく話せるように事前に話題の準備をしようとしても、そもそもどんな話題を選べばよいか分からない…と悩んでしまったことはないでしょうか。
この記事では、人と話すときに話題を選ぶ基準についてご紹介しています。
基準をおさえて、うまくコミュニケーションのきっかけを掴めるようにしましょう。

 

Q 人と話すときに、どういう基準で話題を選べばいいかよくわかりません。

うまく話せるようになるために話題を仕入れることも考えたのですが、何がいいネタなのかわからず、準備することができませんでした。

A 基本的に、人と話すときは、相手が興味を示しそうなものを選びましょう。

当然のことですが、自分が興味のない話をされてもやる気が出ませんし、苦痛に感じてしまうほどですが、自分の興味がある話題なら、何時間でも話せるものでしょう。

相手がどういうことに興味があるのか考えることが、人とうまく話すことの第一歩です。そのためには相手のことをよく知る必要があります。相手のことを知ろうという気持ちもないのに、うまく話そうとするのは虫が良すぎるのです。

相手は何に興味があって、どういうことを考えるのか知るために、質問をして相手の話を引き出すことを意識してください。わからないなら、相手に決めてもらえばいいわけですね。そうすることで、自分があまり話をしないでも、相手と長い時間話すことができるようになります。

しかしながら、話題を選ぶ基準があるならできれば知っておきたいと思うのが自然な心理です。そこで以下では、人と話すときの話題を選ぶ基準についてご紹介します。

 

〇新しいことや相手が知らなさそうなこと

人は、知りたいという欲があるものです。自分が何かを知ると得したような気分になりますし、知ることそのものに喜びを感じる人もいます。

そこで、新しいものや相手が知らなさそうなことを話題にしてみてください。特に相手が好奇心旺盛なタイプなら、この話題の食いつきがいいですね。流行にうるさい人や、チャレンジャータイプの人には、この系統の話題を選ぶといいでしょう。具体的には、新しい商品が出たとか、相手が興味あることに関する内容の豆知識などを教えてあげると感謝されるに違いありません。

テレビやネットで話題になっていることを教えるのもいいですね。既に相手が知っている可能性もあるので注意が必要ですが、話題のネタの方向性としては間違っていません。相手に教えてあげるという態度にならないようにしつつ話すといいでしょう。

 

〇相手の得になることや損を回避すること

自分が得する話をどうでもいいと思う人は少ないでしょう。誰もが損をしたくない、できれば得をしたいと思うものです。そこで、相手の得になりそうな話題や、損を回避することができるという方向性での話題を出してみましょう。

これもアドバイスしてあげているという雰囲気にならないように注意しつつ話すことが重要です。相手に偉そうだなと思われると、せっかくいい話をしても相手に素直に受け取ってもらえなくなります。

 

〇相手が好きなこと

自分が好きなものについて語りたい、自分が好きなものを共感して欲しい、気持ちをわかって欲しいと思う人は多いです。相手の好きなものを聞き、それについて話すことで、相手に意欲的に話させることができます。

話すときの注意点は、自分が無理に相手に合わせず、全くついていけず話せないと思ったら、無理に話題を続けないことです。無理していることは相手に伝わりますし、下手に知ったかぶりをすると、相手にイラっとさせてしまいます。

わからないことを教えてもらいつつ話すとか、自分がわかる範囲で話すことを意識して話すといいでしょう。比較的自分が話せそうな話題のときだけ話を広げていくというのが理想的ですね。

 

〇事例を話す

何かについてこういう人がいたとか、ある会社はこういう取り組みをしたというように、事例をもとにして話すという方法もあります。特にビジネスの話題のときは、事例を交えて話した方が相手に伝わりますし、説得力も増します。前例を重視する性格の人のときには特別効果的です。

時には自分の経験を話してもいいでしょう。あなたの人となりを知る手掛かりにもなるので、経験をもっと聞きたいと思われることさえあります。

ただし、自分の経験を話すときは、それが自慢や苦労の押し付けにならないように気を付けてください。自分が若い頃は~という言い方は、年下にものすごく嫌われてしまいます。自分は先輩の話を聞くことが好きでも、その人も同じように好きだとは限らないのです。相手に全く共感されず、冷めた目で見られることがあるので注意が必要です。

 

〇ちょっとしたジョーク

ちょっとしたユーモアがある発言など、相手が笑ってくれるような話のネタを選ぶという手もあります。相手との心の距離を縮めたいときは、このような緩い話題があった方がいいですね。最近あったおもしろいことを話してもいいでしょうし、自分の失敗談をおもしろおかしく話すという手もあります。

ただし、自分だけ楽しくなって相手は全くおもしろく感じないということもあるので、相手がおもしがってくれそうかどうか考えつつネタを選ぶようにしてください。うまくやれば相手とかなり打ち解けることができ、話しやすくなります。

 

〇まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事でご紹介した、話題を選ぶ時の基準を参考にして、うまくコミュニケーションのきっかけを掴めるようになりましょう。

 

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