プレゼンの内容を練っても、なぜかうまくいかない。あなたには、そんな経験はないでしょうか。プレゼン成功には前日までの準備が必要不可欠ですが、プレゼン当日にも気をつけるべきポイントがいくつかあります。この記事でポイントを押さえ、プレゼンを成功させましょう。
目次
Q プレゼンを成功させるために当日気をつけることがあったら教えてください。
A プレゼンを成功させるためには、念入りな準備が必要です。準備を怠ると、プレゼンは失敗しやすくなってしまいます。
しかしながら、どれだけ念入りに準備をしても、当日まともにプレゼンができなかったら、プレゼンが成功するはずがありません。プレゼンには、当日気をつけるべきポイントがいくつかありますのでご紹介します。
○堂々と謙虚な態度で
プレゼンを成功させるためには、まず相手に信用されなければなりません。自分が信用できると思った相手の言うことなら聞いてもいいかなと思いますが、何だこの人は?と思った相手の言うことは聞きたくないと思ってしまいますよね。
つまり、同じことを話していたとしても、相手に信用されるかどうかで、結果が変わってしまうということになります。まずは相手の信用を獲得する。それがプレゼンの第一歩です。
そのために、身なりや自分の態度を見直してみましょう。身なりはTPOをわきまえた、好印象を与えるものになっているか、おどおどした態度になっていないか、上から目線の偉そうな態度になっていないかということをチェックします。
特に態度は自分ではよくわからないこともあるでしょうから、周りの人にお願いして指摘してもらうのがおすすめです。自分では普通に振舞っているつもりでも、他人から見ると印象が悪いということはよくあります。
新人の方に多いのは、視線が泳ぎ不安、緊張がにじみ出ている態度です。緊張する気持ちは理解できますが、それでは相手に話を聞いてもらえません。不安そうに話している人がこれがおすすめですなどと言っても、本当に大丈夫か?と思ってしまうからです。
イメージトレーニングを重ねる、深呼吸をするなど気持ちが落ちつく工夫を取り入れましょう。堂々とした態度を心がけることによって、相手に安心感を与え、プレゼンが成功する確率が高まるのです。
また、自分が言いたいことだけ言って、相手が反論してきたらムッとするという態度も考えものです。高圧的な態度では、相手はさらに反発してしまい、あなたの言うことを聞かなくなってしまいます。
相手は敵ではありません。自分がプレゼンをして、商品や企画などを通じて関わっていくことになる一種のパートナーなのです。友好的な態度を心がけるようにしましょう。
堂々としつつも謙虚に振舞うことも忘れない。こうした好印象を与える態度が信用へとつながり、プレゼンの成功率を高めることになります。
○中心人物を見極める
プレゼンを成功させるためには、その場での中心人物が誰なのか見極める必要があります。グループにプレゼンテーションをする場合、最終的な決定権を持つ人や、その場の流れへの影響力を持つ人が必ず存在します。
そうした中心人物を見極め、その人を特に意識してプレゼンすることで、プレゼンの成功率を高めることが可能です。
プレゼンは誰にでも平等に話さなければならないということはありません。他の人がいいなと思ったとしても、中心人物が難色を示してしまうと、ゴーサインが出ることはありません。また、その中心人物の態度が周りに影響を与え、せっかく好意的に見てくれていた人までもがNOという態度をとるということさえあります。
プレゼンを成功させたかったら、表面的には全体に話しつつも、中心人物にずっと話しかけるくらいの気持ちでやることがコツです。
○反論や質問にしっかり対応
プレゼンで自分が言いたいことを言って終わる…話している側は気持ちがいいですが、聞いている側としては不満が残ります。何一つ疑問がなく全てを受け入れることができるということはほとんどないからです。必ず一つや二つは疑問、反論が生じます。
プレゼンではところどころで相手が話を理解できているか、疑問点がないか確認しましょう。反論や質問が出たら、おろそかにせずしっかりと対応することが大切です。
相手は不安を抱えています。このプレゼンの内容を受け入れていいのだろうかと思っています。その不安を解消することが、プレゼンの成功につながります。相手の不安が解消されるように、堂々とした態度で相手の反論、質問に対応しましょう。
そのためには事前準備が必要です。どんな問題点があるだろうか、どのような疑問が出るだろうかと事前にある程度想定しておけば、当日反論、質問があっても落ち着いて対応ができます。当日の対応だけではなく、準備も大事なのだということがよくわかりますね。
相手に何か言われてムッとすることもあるでしょう。深呼吸をして、気持ちを落ち着かせましょう。相手は敵ではない、不安なんだと自分に言い聞かせて堂々と対応してください。そうすれば、相手もあなたの言うことに納得して、プレゼンが成功することになります。
○まとめ
プレゼンで成功するためには、プレゼンの内容そのもの以外の要素にも気を配る必要があります。堂々かつ謙虚な態度を心がけ、相手の反論、質問に冷静に対処し信用してもらえるようにしましょう。
また、その場での影響力が強い中心人物を見極めて、プレゼンが有利に運べるようにするといいでしょう。プレゼンの内容をかなり練っているのになぜかうまくいかないという方は、この記事にあるような内容を意識してプレゼンをしてみてください。
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